自費診療

総合ビタミン注射

ビタミンCやビタミンB群などが配合された注射になります。ビタミンCには、コラーゲンの生成を助ける働きや色素沈着（しみ、そばかす、日焼け 等）を予防するなどの美容面だけでなく、風邪のひき始めや疲労回復といった健康面に関する効果を期待して利用される方もいます。

施術としては注射を打つだけですので、施術時間は数分で済みます。1回打っただけでもその効果を実感することはできますが、持続的な効果を期待するのであれば、週に1回程度の間隔で通院して、注射を打つことで継続的に実感できるようになります。

なおビタミン注射の成分もその大半は水溶性ビタミンなので、注射によって摂取をしすぎたとしても体内に蓄積されることはなく、不要なものは尿として排出されてしまうだけです。そのため、ビタミンを過剰に摂取したことで何らかの副作用が出るということはなく、現時点で重篤な症状が出たという報告はありません。ただ、注射部位が赤く腫れる、痛むという症状が出ることはありますが、これらは数日で治まるようになります。

にんにく注射

にんにく注射は、にんにくをすり下ろした成分が入っているわけではなく、ビタミンB1を主成分としたものを静脈に注射していきます。注射の際ににんにく臭が広がることから一般的ににんにく注射と呼ばれるようになりました。疲労回復、二日酔い、風邪のひきはじめ、肌荒れといった方に使用すると効果が期待できるとされています。

なお1回の注射による持続効果は1週間程度と言われていますので、持続的な効果を得たい場合は、週1もしくは2週間に1回程度は通院いただくことになります。

にんにく注射によって、過剰にビタミンB1を摂取してしまったとしても、注射剤に含まれている成分は、水溶性ビタミンが大半なので、不要なものは尿によって体外に排出されるだけなので、それによって何らかの副作用が現れたという報告は現時点ではありません。ただ、注射した部位において痛みや腫れといった症状がみられることがありますが、多くは数日程度で治まるようになります。

ビタミンC注射

ビタミンCを投与することで、生物学的に非常に強力な抗酸化作用を発揮するとされており、体内の活性酸素が除去されます。
活性酸素は体内の細胞を酸化させ、老化の原因となるため、活性酸素が除去されることによって、エイジングケアや免疫力向上が期待できます。
血管から大量のビタミンＣを投与することで、ビタミンＣが酸化されることによって発生する大量の過酸化水素により、癌細胞を攻撃する事ができるため、ここ数年新しいがん治療法としても注目されています。
また、ビタミンC注射は、サプリメントやドリンクなどで経口摂取した場合と比べ10～50倍のビタミンCを血液に取り込むことができます。

ビタミンCは体内にため込んでおくことはできません。1回でもある程度の効果を実感することはできますが、効果をより感じたいのであれば、月に1～4回ほど定期的に治療を行うことをおすすめします。
また目立った副作用はありませんが、ビタミンCを体内に注入するために注射を使用するため、痛みを感じます。また、注射を刺した場所に内出血や赤みが起こることがありますが、こちらは目立つことなく時間とともに治ります。

プラセンタ注射

プラセンタは人の胎盤から抽出したエキスを使用する治療法のことを言います。そもそも胎盤は胎児の発育や成長に必要とされる栄養素や生理機能が含まれていて、自然治癒力を高める効果があるとされていることから、すでに肝炎などの肝機能障害や更年期障害などの治療薬として用いられています（この場合は保険診療になります）。

すでに保険診療として使用されてきたプラセンタ療法ですが、同成分には活性酸素を除去し、酸化を防ぐことが後に判明するようになりました。そのため、シミやくすみの予防や改善にも効果があることがわかってからは、美容面での治療としても使用されるようになりました。ただし、この場合は全額自己負担の自由診療となります。

なおプラセンタには、サプリメント、注射、点滴といった種類がありますが、当院は注射による施術となります。効果を持続的なものにしたい場合は、2～4週間程度の間隔で通院するようにしてください。これまでも医療分野で幅広く利用されていることもあって、重篤な症状がみられたという報告はありませんが、注射部位に腫れや痛みが出ることがあります。しかしこれらは数日程度で治まっていきます。